金沢を舞台にした城山真一のミステリー小説おすすめ7選『看守の流儀』『相続レストラン』など

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石川県金沢市在住のYUKIKOです。

2015年の北陸新幹線開業以降、石川県や金沢を舞台にした小説やマンガ、アニメが増えてきました。

旅先のご当地作品を読むと、出発前ならワクワク感が高まり、戻った後には実際の情景をイメージできて作品をより深く味わえるものです。

そこで今回は、金沢を旅する皆さんにおすすめしたい、石川県出身の作家・城山真一さんの金沢を舞台とするミステリー小説を紹介します。

金沢を中心に北陸のさまざまな場所が登場するとともに、文化や伝統、人々の生活や仕事も描かれていて、どの作品もとても興味深いです。

もちろんミステリーとしても大いに楽しめます。ぜひ手にとってみてください!

目次

城山真一さんのプロフィール

まず、城山真一(しろやま しんいち)さんについて紹介していきます。

城山真一さんは、石川県七尾市出身の作家です。

金沢大学法学部を卒業し、2015年に作家デビュー。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』で、2016年に「このミステリーがすごい!大賞」の大賞を受賞し、一躍注目を集めました。

金沢や能登など石川県を舞台にしたミステリー作品が多く、デビューから10年、意欲的に作品を発表し続けています。

城山真一さんの作品リスト

発行年 作品名
2016年『ブラック・ヴィーナス 投資の女神 』
※「このミステリーがすごい!大賞」大賞受賞作
2017年『二礼茜の特命 仕掛ける』
2019年『看守の流儀』
※竹内涼真主演でテレビドラマ化
2020年『相続レストラン』
2021年『ダブルバインド』
2022年『看守の信念』
2023年『狙撃手の祈り』
2025年『金沢浅野川雨情』

石川県のことをよく知っているからこその作品ばかり!

金沢を舞台にした城山真一さんのミステリー小説7選

では、金沢を舞台にした城山真一さんのミステリー小説を紹介していきます。

①『看守の流儀』 ②『看守の信念』

城山さんの代表作ともいえるのが『看守の流儀』と、その続編『看守の信念』の「看守シリーズ」です。

看守シリーズは、金沢・医王山にある加賀刑務所を舞台にした刑務官と受刑者の物語

2作品とも5つの短編で構成され、それぞれ主人公となる刑務官と受刑者が異なりますが、全編を通しての主役は警備指導官の火石司です。

刑務所での日々を描きながら、火石指導官が厳しくも温かく刑務官や受刑者を見守るヒューマンドラマの要素もあります。

舞台は加賀刑務所が中心ですが、卯辰山や野田山墓地、竪町、香林坊など金沢のさまざまな場所が登場します。

地元民にとってはおなじみの場所で事件が起きたり張り込みが行われたりして、私は「えー、あそこで!?」「一体どうなるの?」とドキドキしながら読みました。

ちなみに、『看守の流儀』は、2025年に竹内涼真さん、木村文乃さん出演でテレビドラマ化されたことでも注目を集めました。

初めて城山さんの作品に触れるなら、まず「看守シリーズ」をおすすめします。

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『看守の信念』は『看守の流儀』の続編になりますので、『看守の流儀』→『看守の信念』の順番に読むのがおすすめです。

③『相続レストラン』

金沢随一の人気観光スポット「ひがし茶屋街」を訪れるなら、『相続レストラン』を読んでみては?

『相続レストラン』は、ひがし茶屋街近くのレストラン「グリル・ド・テリハ」を舞台にした相続ミステリーです。

ウエイターの冬木数人は元税理士。とあるお客さんの相続の相談に乗ったことをきっかけに、家族のもめ事を解決に導いていきます。

「レストラン」と付いているので軽い感じなのかなと思いきや、家族や相続、事業などさまざまな話が絡んだスリリングなストーリーになっています。

問題解決の過程で、金沢を中心に能登やお隣・富山県も舞台になり、最後まで飽きることがありません。

加賀野菜など地元の食材が登場するのも読みどころです。

「実際にこんなお店があったらいいのに」と思うようなレストランです。

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④『金沢浅野川雨情』

「ひがし茶屋街」をメイン舞台にした作品がもう一つあります。

『金沢浅野川雨情』は、ひがし茶屋街の人気芸妓・なつ江が殺されたことに端を発するミステリー小説です。

水引細工店の女性、老舗料亭の料理人、和菓子店の店主、老人福祉施設の経営者など、なつ江を取り巻く人々を金沢東署の刑事が聞き込み、真相を探っていきます。

捜査の過程で金沢の伝統や文化、町並みなども描かれていて、金沢ならではの物語になっています。

私はこの本を読んだ後、改めてひがし茶屋街のお茶屋さんに行ったり踊りを見てみたいなと思いました。

ちなみに、タイトルの「金沢浅野川雨情」は、なつ江が踊る予定だった踊りの演目です。

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500ページに及ぶ長編で、かなり読み応えがあります。

⑤『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』

城山さんが注目を集めるきっかけとなったのは、「このミステリーがすごい!大賞」の大賞を受賞した『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』です。

『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』は、株取引の天才・二礼茜を主人公とする経済サスペンス

助手の百瀬良太とともに、経営難など資金調達に困った人たちを鮮やかに助ける姿が描かれています。

金沢市内中心部や金沢駅、金沢の隣の内灘町、さらには富山県などが舞台になっています。

二礼茜がカッコよく、爽快なストーリーです!

翌年に発表された『二礼茜の特命 仕掛ける』も二礼茜が主人公です。

舞台は金沢からは離れますが、興味がある方はこちらも読んでみてはいかがでしょうか。

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⑥『ダブルバインド』

骨太な警察ミステリーがお好みの方には、『ダブルバインド』がおすすめです。

主人公は、金沢東部署刑事課長の比留公介。

アポ電強盗を取り逃がした比留は、左遷が決定。私生活では妻に先立たれ、不登校の娘は家出と公私ともに窮地に陥っていました。

そんななか、駐在所員が殺害される事件が発生。比留はアポ電強盗と同一犯であることに気付き、極秘捜査を始めます。

ラストは金沢の伝統的な風習がモチーフになっているのですが、どんなふうに展開するのか、最後までハラハラドキドキの内容です。

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⑦『狙撃手の祈り』

実際の事件を題材にした『狙撃手の祈り』も、読みごたえのある作品です。

主人公は、東京で楽器店を営む青井圭一。ある時、雑誌記者の妻が失踪します。

妻のことを調べるなかで、叔父の遺品から銃弾を発見。その銃弾が28年前の警察庁長官狙撃事件と関わりがあるかもしれないと気付きます。

この警察庁長官狙撃事件は、1995年に実際に起きた事件がモチーフになっています。

妻を探す過程で、金沢や能登半島の七尾市、お隣の富山県などが舞台になります。

青井と担当刑事それぞれの視点で交互に語る構成で、ラストまでテンポよく読むことができます。

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まとめ

今回は、石川県出身の作家・城山真一さんの金沢を舞台とするミステリー小説を紹介しました。

石川県や金沢を描きながら、ストーリーも展開が鮮やかで引き込まれる作品ばかりです。

金沢への旅の前はもちろん、旅の途中や帰宅後に、ぜひ楽しんでみてください。

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